マンション売却後に売主にクレームが来る場合もあるのか?

マンション売却後に売主にクレームが来る場合もあるのか?

マンション売却後に売主にクレームが来る場合もあるのか?

 

マンションは売却すれば全て完結!ではありません。物件を引き渡し後であっても
買主からクレームが来た場合、クレームの内容によっては売主が責任を負って対処
しなければならないケースがあります。

 

そこで、当ページでは、マンション売却後のクレームに関して、

 

「物件引き渡し後によくあるクレームって?」
「クレームを受けた後の正しい対処法は?」
「クレームを未然に防ぐための対策は?」

 

といった点について、丁寧に解説したいと思います。

 

 

 

 

1: 物件引き渡し後によくあるクレーム

 

物件引き渡し後に、買主からクレームやトラブルが発生した場合、売主はそれらを
処理する義務があります。それは、「瑕疵担保責任」という責任を負っている為です。
ですから、物件に瑕疵があった場合、売り主は一定期間内であれば、修繕に関する
費用を負担しなければなりません。

 

■瑕疵担保責任とは?

 

不動産物件の欠点を「瑕疵(かし)」といいます。
通常の不動産売買の場合、売り手であるあなたは買い手に対して責任があります。
不動産に瑕疵があるなら、売却時に売り手はその瑕疵を明示する必要があるのです。

 

瑕疵があったとしても、買い手がそれに気づかず契約が成立することもあります。
しかし、売買契約後に瑕疵が発見される可能性もあります。
その場合、基本的には売り手が責任を負います。その瑕疵を補修したり、損害賠償請求に応じたりする義務を負います。
最悪の場合、売買契約が不履行になる場合も出てきます。

 

物件売却後に、買主からよくあるクレームとして次のようなものが挙げられます。

 

よくあるクレーム

  • 設備に関するクレーム
  • 騒音に関するクレーム
  • 住人に関するクレーム
  • 周辺環境に関するクレーム
  • 修繕費用に関するクレーム

 

設備に関するクレーム

中古マンション引き渡し後に、最もよくあるクレームが付帯設備に関するクレームです。
風呂場の湯量・温度の調節機能や、トイレや洗濯機等の水回りの給排水の不具合、
エアコンの故障など多岐に渡ります。このような事態が1つでも生じると、人によっては
「だまされた!」と感じてしまい、修繕・リフォーム費用の請求をしてくる場合もあります。

 

騒音に関するクレーム

マンションの場合、戸建てよりも騒音問題が起きやすい為、クレームの種類としては
よくある部類となります。隣人の生活音や、ペットのなき声、上下階からの振動音など
小さな音であっても気になる方にとっては耐えがたいケースもあります。集合住宅の場合
無音で生活することはほぼ不可能ですので、売主側の責任となる可能性は低いですが
明らかに大きな騒音である場合は、告知義務違反となるので損害賠償や契約解除に
応じなければならないケースもあります。

 

住人に関するクレーム

隣人、上下階の住人に関するクレームも、マンション購入者のクレームとしては多いです。
例えば、隣人がゴミをベランダに溜めこむ習慣がある、喫煙禁止にもかかわらず喫煙を
しており煙が漂ってくる、夜間に大ボリュームで音楽を聞いている、など様々です。
特に隣人トラブルは、仮に自分が気にならなかった程度の問題だとしても、事前に買主に
告知しておかないとトラブルに発展しやすい為、十分に注意する必要があります。

 

周辺環境に関するクレーム

もし、中古マンションの物件が高層階であり、眺望が良いなどの理由で購入した場合、
もし周辺に景観を乱すような高層ビルが建てられたとしたらクレームになる可能性が
高いといえます。また、周辺に工場があり、休日は非稼働で気が付かなかったけれど
平日には薬品や食品の臭いが漂ってくるなどの場合は、クレームになるでしょう。
いずれにせよ、周辺環境の状況については、あらかじめ包み隠さずに普段の様子を
伝えておくことが重要です。

 

修繕費用に関するクレーム

近頃、中古マンションを購入後、リノベーションによって自分好みの部屋に作り替える
買主が増えてきました。しかし、このリノベーション費用が予想外にかかったことにより
一部費用の負担を請求してくるケースがあるようです。付帯設備の欠陥・破損による
修繕費用の負担は問題ありませんが、リノベーションによる発生費用は売主が負担
すべきかは状況によりますので、あらかじめ想定しておく必要があります。

2: クレームを受けた後の正しい対処法

 

クレームを受けてしまった場合、冷静になりキチンと対処することを心掛けましょう。
いい加減に対処してしまうと、最悪裁判を起こされて多額の損害賠償を請求
されかねません。

 

買主からのクレームが生じた場合、次のような対処を取ります。

 

買主からのクレームへの対処

  • 仲介した不動産会社に間に入ってもらう
  • 売買契約書の書面を準備する
  • 話し合いの内容を記録に残す

 

最も重要なのは、直ちに仲介を担当してもらった不動産会社に連絡することです。
当人同士でやりとりを行い話を進めてしまうと、更なるトラブルを引き起こす可能性が
ありますので、必ず間に入ってもらいましょう。

 

住まいの相談窓口の利用もあり

公益財団法人不動産流通推進センターが設置している「住まいの相談窓口」に
相談するのも手です。不動産取引におけるトラブルに対する相談受付とアドバイスを
貰うことができます。詳しくは下記サイトを参考にして下さい。

 

住まいの相談窓口【不動産ジャパン】

3: クレームを未然に防ぐための対策

 

中古マンションを買主に引き渡し後、可能であればトラブルは避けたいものです。
そこで、買主からのクレームを未然に防ぐための対策を打つことが大切です。

 

クレームの未然防止策

  • ホームインスペクションを受ける
  • マイナス点を漏れなく伝える
  • 付帯設備表を作成する
  • 引き渡し当日に立ち会う
  • 信頼できる不動産会社を選ぶ

 

ホームインスペクションを受ける

中古マンション売却にあたり、準備段階で行いたいのがホームインスペクションです。
ホームインスペクションとは、住宅診断士が物件の状態をチェックする診断行為で
内装はもちろんのこと配管類など自分ではチェックしづらい箇所も徹底的に診断
してくれます。そして、診断の結果、どこかしら欠陥や劣化が見られる場合は、
売出前に修繕して、万全の状態まで回復させることができます。
費用もおおよそ5万〜7万円程となっていますので、ぜひインスペクションを受けて
売却成立後に買主からのクレーム予防しましょう。

 

マイナス点を漏れなく伝える

中古物件の売買において、売主は買主に対して瑕疵に関する告知義務があります。
もし、意図的に黙っていた場合は、規約違反となり損害賠償請求の対象となる
こともありますので注意が必要です。ですから、物件に関するマイナスポイントは
あらかじめ漏れなく伝えておくことを推奨します。というのも、その方が売主に対して
誠実さを感じますし、取引成立後のクレームも予防できる為です。

 

付帯設備表を作成する

マンションの売買契約書の付帯資料として、「付帯設備表」を作成しておくと安心して
取引ができます。付帯設備表とは、マンションの内装・設備の状態を記載している他、
部屋内にあるモノの所有権が誰に属するのかを明確にした資料です。
例えば、テレビの衛星器具、エアコン、インターフォン、キッチン用具など様々な機材に
ついて「誰に属するか?または譲渡するのか?処分するのか?」といった点について
それぞれ明確にしておき、後になってトラブルになることを防ぎます。

 

引き渡し当日に立ち会う

可能であれば、マンションの引き渡し当日には不動産会社担当者と共に立ち会う
ことをおススメします。物件の引き渡しは単なる「鍵渡し」の場ではなく、その時点での
設備環境や瑕疵がないか等の物件の最終チェックの場でもあります。売主と買主の
双方が納得した状態で、物件が引き渡せるように努めましょう。

 

信頼できる不動産会社を選ぶ

優秀な不動産会社の営業担当者は、上記のようなトラブルを未然に防ぐために
リスク管理を行ってくれます。売主の行為がトラブルに繋がりそうであればその火種を
先回りして消してくれるはずです。トラブルの起こる原因の半分は、不動産会社の
見通しの甘さにもよるところがありますので、万が一トラブルが起こってしまった場合、
信頼できる不動産会社であれば迅速に対応してくれます。ですから、信頼できる
不動産会社を見つけて、満足のゆく取引になるようにしましょう。

管理人がお世話になったノムコム

例えば、当サイト管理人がお世話になった野村不動産アーバンネットが運営する
不動産査定サイト「ノムコム」を利用すると、売却成立後に買主からのクレームで
瑕疵(かし)が見つかって修繕費用を請求されたとしても「5年間・500万円まで」
修繕費用を負担してくれます。

 

>【参考】ノムコムの机上査定いくらだった?

 

この保証は、マンションを売却する上での安心材料になりますので、売却後に
クレームが来ることに怯える心配がなくなるという意味で非常にありがたいです。
野村不動産アーバンネットは都市部の物件の取り扱いに特化した業者ですので
利用できる方は限定されますが、管理人が自信を持ってお勧めしたい業者の
1つとなります。

4: 管理人のクレームを受けた実体験

 

都内の中古マンションを、そのエリアの相場価格帯の3,300万円で売却しました。
買主からの値下げ交渉によって3,400万円から−100万円での成約となったのですが、
引き渡し後にクロスとフローリングを業者に頼んで代えてもらい防カビ剤なども追加して
リフォームを実施したところ110万円ほどの費用が発生したので半分を負担してくれと
買主から連絡がきました。

 

もちろん、引渡し前の重要事項説明の中で現状確認については一通りの説明を
行っており、クロスとフローリングの状態についても確認済みのはずでした。
しかし、後になって気に入らないところがあったようで、リフォームを自己負担で実施
するつもりだったとことろ、予想外の高額な出費となってしまった為、一部費用だけでも
こちら側にも支払ってもらいたい・・というのが真相のようでした。

 

私が契約した不動産仲介会社の営業担当の方が優秀なこともあり、トラブル報告後
迅速に動いてくださり、顧問弁護士にも話を通して頂いて先方も説得してくれました。
おかげで、こちらの被害はゼロでリフォーム費用は全て先方の自己負担と相成りました。

 

この経験から、売主側が気を付けるべき点として、「キチンとした買主を選ぶこと」も
非常に重要であることを学びました。難癖をつけて、こちらに費用を負担させようと
考える人もいることが分かった為、トラブルを避ける為には良い買主を探すことを
おススメします。クレームをつけたがる買主の特徴としては、値下げ交渉をしつこく
要求してきたり、何かとお金の話をしてくれる傾向があるように感じましたので、
ひとつの参考にしてみてください。

5: まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

 

せっかく大切に住んできたマンションを売却するのであれば、気持ちよく取引を完結
させたいと思うのは当然のはずです。その為には、ホームインスペクションなどを行って
万全の準備を行い、マイナス点は前もって伝えるなどの真摯な態度を心掛け、
さらに良い取引相手を見つけることができれば完璧です。

 

ぜひ、満足ゆく気持ちの良い取引をしてください!(^ ^)

 

【ご参考】

当サイト管理人が、マンション売却に強みを持つ不動産査定サイト「ノムコム」を
利用して受領した査定結果(査定価格・査定方法・査定根拠)も公開中です。
ぜひ、今後マンション売却を検討されている方は参考にしてみてください!(^ ^)

 

>【参考】ノムコムの机上査定いくらだった?

 

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