収入保障保険vs団信生命保険どちらが得?

収入保障保険vs団信生命保険どちらが得? - 住まいのイロハ

収入保障保険vs団信生命保険どちらが得?

 

住宅ローンを借り換える際、「団体信用生命保険」から「収入保障保険」への変更を
検討している方もいるかもしれません。2017年9月までは、収入保障保険を選ぶ
メリットは確かにありましたが、2017年10月月以降は風向きが変わりつつあります。

 

そこで、当ページでは、「団体信用生命保険」と「収入保障保険」の特徴や
メリット&デメリットを詳しく解説したいと思います。

 

 

 

1: 団体信用生命保険とは

 

住宅ローンを組む際には、団体信用生命保険(略して「団信」「団信保険」)という
生命保険があります。契約者がこの保険に加入すると、万が一(死亡・高度障害など)の
事態があった場合、残っているローン残高が弁済されます。

 

通常、住宅ローンは長期にわたって返済することになりますので、契約者に万が一が
あったとしても、この保険に加入していれば残された家族に金銭的負担がかからない為、
とても安心できる仕組みと言えます。

 

フラット35では団信への加入が任意となっていますが、民間の金融機関を通じて
住宅ローンを組み際は、団信への加入が必須となっています。その為、団信への
加入審査では「健康状態」や「年齢」が重要視されますので、それが審査に引っかかり
住宅ローンを組めないというケースも多々あります。

 

ワイド団信の登場で住宅ローンが組みやすく!

団体信用生命保険へ加入する為には、病歴が過去3年間に上ってないことや、
持病がないことが条件とされている為、加入できない方も少なくありませんでした。
そんな団信への加入が厳しい方々を対象に、登場したのが「ワイド団信」です。

 

「ワイド団信」は、団信の加入条件を緩くしたものであり、病歴や持病があっても、
団体信用生命と同等の保障を受けることが可能です。但し、通常の団信に比べて
金利が0.2%〜1.0%程アップしますので、保険料が少々高くなります。

 

また、適用範囲も定められており、保険会社が許可している疾病であることや、
重症度や治療状況によっては加入できない場合もあります。また、年齢制限も
ありますので、誰しもが100%加入できるという訳ではありません。

2: 「収入保障保険」を選ぶという裏技

 

住宅ローンを組みにあたって、ほぼ加入必須といえる団体信用生命保険ですが、
裏技とも言える「収入保障保険」を選ぶという手もあります。

 

「収入保障保険」は、契約者が保険適用期間中に死亡・高度障害に陥った場合、
保険金が年金形式で支払われます。例えば、「月額10万円・保険期間35年」で
契約した場合、仮に5年後に死亡したとしたら残りの30年間は毎月10万円が
支給されることになります。

 

団体信用生命保険では、契約者が死亡した場合、一括で保険金を受け取り、
残りのローンを完済しますが、収入保障保険では残りのローンを引き続き、
完済までコツコツ支払うことになります。
(収入保障保険でも一括請求可能ですが、年金形式より総受取額が減ります。)

 

注意すべき点としては、団信保険では残りのローン残高全額が弁済されますが、
収入保障保険では、「毎月の受取額」が月々の返済額を上回っている点と
「受取期間」が残り返済期間を上回っている必要があります。

 

「収入保障保険」であれば100万円近くお得?

 

「収入保障保険」の最大のメリットは、団信生命保険よりも保険料が節約できることです。

 

2017年9月まで適用されていた団信保険料の支払い方式(毎年1回1年分)によると、
「借入金額4,000万円・金利1.2%・35年元利均等返済」の条件下で借り入れした場合、
団信の保険料支払額は約270万円ほどとなります。

 

一方、一般的な収入保障保険の保険料は、同じ条件下で30歳で加入した場合、
保険料は毎月4,000円前後となりますので、保険料の総支払額は約170万円です。
結果、収入保障保険の方が団信生命保険よりも100万円近くお得になります。

3: 2017年10月の改定で収入保障保険のメリットがなくなる?

 

収入保障保険は、団信に比べて「保険料がお得!」という明らかなメリットがありました。
しかし、2017年10月に団信保険の保険料支払い方式が、「年払い(毎年1回1年分)」から
金利組込み型(住宅ローンの返済額に組み込む)に変更されました。

 

このことにより保険料の実質負担額が、年払い方式で支払うよりも軽減されることに
なりました。例えば、前述の「借入金額4,000万円・金利1.2%・35年元利均等返済」で
団信加入の場合、総返済額は5,000万円近くとなります。一方、団信未加入の場合、
金利が0.2%程低くなりますので、4,850万円近くとなります。

 

差し引きで150万円程となりますので、収入保障保険で支払う170万円程の保険料を
考えると、20万円オーバーとなり逆に損を被る可能性が高くなります。

4: 保険金受取&完済時の手続きについて

 

団体信用生命保険には、収入保障保険にはないメリットがあります。。
それが、保険金受取と完済の手続きがスムーズであることです。

 

団信の場合、契約者が死亡した際、遺族が金融機関に連絡をして手続きを取れば、
後は金融機関が保険会社に保険金の請求をしてローンの完済までを行ってくれます。
つまり、遺族がローンの完済手続きに費やす労力が少ないのです。

 

収入保障保険にはデメリットもある

 

一方、収入保障保険では、遺族が保険金を受け取って、自身でローン完済の
手続きを行う必要があります。その為には、完済申込書類を記入したり、
必要な証明書を集めたりと、少なくない労力がかかってきます。

 

契約者が死亡して失意の底にある状態で、これらの作業を行うのは精神的にも
肉体的にも応えます。また、収入保障保険では一括受取を選択してしまうと、
受取金額が減ってしまいますので、そうなると契約者の預金口座から足りない分を
充当する必要が出てくるかもしれません。

 

しかし、銀行口座は契約者が死亡すると、遺族間による遺産分割の協議が
完了するまでは強制的に凍結されてしまし、お金を引き出すことができません。
その為、もし遺族間で遺産相続でもめたりすれば、それだけ完済の手続き
までに時間がかかりますし、最悪完済できなくなるケースも考えられます。

 

このように、収入保障保険にはローン弁済時のデメリットがあります。

5: まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

 

団体信用生命保険と収入保障保険、どちらにもメリット&デメリットがありますが、
2018年以降に新たに住宅ローンを組むのであれば、団体信用生命保険の方が、
トータルで考えた場合、メリットが大きいと思われます。

 

どちらを選択するにせよ、双方の特徴をしっかりと抑え、完済までの道筋をしっかりと
見定めたうえで、決断することをおススメします。

 

【参考】住宅ローンの店舗相談 「SBIマネープラザ」

SBIマネープラザとは、住信SBIネット銀行が運営する住宅ローンの店舗型窓口です。
通常、ネット銀行では対面による住宅ローンの相談&申込みは対応していませんが
住信SBIネット銀行では全国に実店舗の窓口を設置しており、店舗スタッフと対面で
住宅ローンに関する相談をすることができます。

 

「ネット銀行の金利の低さは魅力だけど、相手の顔が見えないから不安」という方には
嬉しいサービスです。特に、住信SBIネット銀行は「低金利・充実保障・手数料なし」
という3つの大きな強みがあるので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

 

>SBIマネープラザの3つの強みとは?

 

トップへ戻る