10年固定金利への借り換えが今大人気な訳は?

10年固定金利への借り換えが今大人気な訳は? - 住まいのイロハ

10年固定金利への借り換えが今大人気な訳は?

 

固定金利型住宅ローンには5年、10年、20年、35年といった具合に、固定期間にごとで
商品があります。中でも、借り換えでは10年固定金利型の住宅ローンが、ここ数年で
大人気となっています。それは何故でしょうか?

 

そこで当ページでは、固定金利の中でも特に人気のある10年固定金利に焦点を当て、
その理由を解説したいと思います。

 

 

 

1: 10年固定金利の住宅ローンとは?

 

10年固定金利住宅ローンとは、10年間限定で決められた金利で住宅ローンを
借りることができ、11年目以降は変動金利やその時点の固定金利で再固定される
といった形式のものです。

 

変動金利のように金利上昇のリスクがなく、かつ変動金利に近い金利である為、
頭金を多く用意して短期間で完済を目指す方や、借り換えで残り返済期間が
少なく繰上返済を利用しながら10年程で完済目指すといった方に人気です。

 

10年固定金利のメリット

住宅ローン借入から10年間は支払金額が固定されており計画的返済が可能です。
また、35年固定金利などの全期間固定と比べて、金利が低いというメリットがあります。
更に、5年固定や7年固定と比べても、金利が殆どが変わらない為、短期間固定型の
住宅ローンの中では特にコストパフォーマンスの高いタイプと言えます。

 

2016年1月末のマイナス金利導入以降は、固定金利が急激に下降したことで
変動金利よりも10年固定金利の優位性がさらに際立つ結果となりました。
一部のネット銀行においては、変動金利よりも10年固定金利の金利の方が低いという
事態にもなっており、各銀行間での競争も熾烈を極めるようになっています。

 

10年固定金利のデメリット

11年目以降は、変動金利か再度固定金利にするか選ぶ必要があります。
適用金利はこの時点の金利となってしまう為、金利上昇のリスクがあると言えます。
それ故、返済期間が10年を大幅に上回る場合は、10年固定金利を選ぶことで
返済額が却って跳ね上がる可能性もあります。

 

10年固定金利は競争が激しい!

固定金利ローンの中でも、10年固定金利は銀行間の競争が激しく、毎月のように
金利引き下げ競争行われています。その為、もともと金利の安さを最大のウリとする
ネットバンクでは、集客キャンペーンとして変動金利を下回る金利を提示している
ところもあります。現在、どの銀行も法人への融資が芳しくなく、住宅ローンの融資に
積極的である為、この加熱競争はしばらく続くものと思われます。

2: 10年固定金利が向いているタイプは?

 

10年固定が向いているタイプは、「10年後の金利変動に対応できる人」です。
分類してみると、例えば次のようなケースに該当する人となります。

 

<10年固定金利が向いているタイプ>

  • 自己資金が十分にある
  • 10年程で完済予定である
  • まとまった資金が入る予定がある

 

自己資金が十分にある

頭金及び預貯金が十分にあり、11年目以降の返済額の変動に対応できる人は
10年固定金利がオススメです。もし、11年目以降に返済額が上がったとしても、
繰上返済によって返済期間を短縮するなどの手段が取れます。
それまでの10年間は、住宅ローン控除を最大限に活用して税金面での優遇を
受けつつ、計画的に返済を行うことができます。

 

10年程で完済予定である

借入金額が少ない方や、月々の返済額を多めにし短期間で完済予定の方には
10年固定金利を選ぶことで、余計な利息を払うことなくお得に返済ができます。
特に、借り換えタイミングでは残り返済期間があと10年〜20年といった方が多く、
そのような方は10年固定金利を選び、繰上返済も併用して一気に返済する
というパターンが多いと言えます。

 

まとまった資金が入る予定がある

10年の固定期間が終了する頃に、保険満期金や退職金などまとまった資金が
入ってくる人も10年固定金利は向いています。固定期間が終了するタイミングで
一括返済を行い、残りの住宅ローンを完済してしまうというケースになります。

3: 10年固定金利を実際に選ぶ人の割合は?

 

住宅ローンの借り換えでは、10年固定金利が特に人気と言われていますが、
実際にどれだけの割合の人が選んでいるのでしょうか。

 

そこで、住宅ローンの借り換え代行サービスを展開している「モゲチェック・プラザ」が
2016年に利用者が選んだ金利タイプを公表していますので、ご紹介します。

 

>(参考)モゲチェック・プラザ 体験談

 

 

グラフを確認してみると、次のような割合となっています。

 

<借り換えで選択した金利タイプの割合>

  • 変動金利:42%
  • 10年固定金利:49%
  • 全期間固定金利:9%

 

10年固定金利が、49%ということで約半数を占める結果となりました。
借り換え代行を依頼する年齢層は40代〜50代が中心とのことなので、
残り返済期間が10年〜20年と考えると、一番需要のある金利タイプで
あることが分かりました。

4: 10年固定金利を選ぶ際の注意点

 

固定金利ローンの中でも魅力的な10年固定金利ローンですが、
このローンを選択する際の注意点もありますのでご紹介しておきます。

 

<10年固定金利を選ぶ際の注意点>

  • 優遇金利キャンペーンの適用期間
  • 金利上昇リスクの対応策を考えておく
  • 10年後の家計負担を予測しておく

 

優遇金利キャンペーンの適用期間

10年固定金利ローンは、各銀行が特に力を入れている住宅ローン商品でもある為、
特典付けたり、優遇金利キャンペーンを行っています。特に、優遇金利キャンペーンに
惹かれて10年固定金利を選ばれる方は、「優遇期間」に注意する必要があります。
優遇金利キャンペーンでは、借入当初○年は金利優遇するが、残りの返済期間は
店頭金利に則った金利に戻されてしまうケースがあります。

 

10年固定金利では、変動金利のような125%ルール(どんなに金利上昇しても最大
1.25倍までの金利適用にしてくれる制度)がなく、その時点での金利が適用される為
「こんな高金利に変更されるなんて聞いてない!」という事態になる可能性もゼロでは
ありません。ですから、キャンペーンを利用して10年固定金利を利用する場合には
この点に十分気を付けるようにしましょう。

 

金利上昇リスクの対応策を考えておく

10年固定金利型ローンを選択する上で、最も気にする点は10年後の金利上昇です。
10年後の固定期間終了後は、その時点の金利状況によって変動金利にするか
再度固定金利にするか選ばなくてはなりません。もし、その時点での金利が10年前に
比べて異常に高かった場合、35年固定等の長期固定金利型ローンを選んでいた方が
得だったということにもなりかねません。

 

ですから、10年後に金利上昇リスクがあるという前提で、自己資金を貯めておくことや
繰上返済によって返済額を極力減らしておくなどの、金利上昇リスクを踏まえた対策を
考えておくことをオススメします。

 

10年後の家計負担を予測しておく

子供のいる家庭では、住宅ローンの返済と教育費の貯蓄を並行して行う必要が
あります。子供が小さいうちはお金も対してかからないですが、10年後には教育費の
負担がのしかかってくる可能性があります。そんな時に、金利上昇の影響を受けて
返済額が上昇してしまうケースもあり得なくない為、10年度の家計負担をしっかりと
考えておく必要があります。

 

教育ローンなども有るにはありますが、住宅ローンに比べると各段に金利も高い為、
基本的に利用することは考えない方が良いでしょう。返済中の10年間のあいだに、
教育費もコツコツと貯めて家計破綻に陥らないように気をつけましょう。

5: まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

 

金利は景気の影響を受けて変動する為、どの金利タイプが最適かは断言できません。
メリットの多い10年固定金利と言えど、金利上昇傾向の序盤で組んでしまうと、
10年後にとんでもなく金利が上昇している可能性もあります。

 

そのような場合は、10年固定よりも35年固定のような全期間固定金利の方が
安心かつ有利に返済することができます。いずれにせよ、どの金利タイプを選ぶかは
個々人の資金状況や、残り返済期間、残り返済額、など様々な面を考慮して
選ぶ必要がある為、一概に決めることはできません。

 

【参考】住宅ローンの店舗相談 「SBIマネープラザ」

SBIマネープラザとは、住信SBIネット銀行が運営する住宅ローンの店舗型窓口です。
通常、ネット銀行では対面による住宅ローンの相談&申込みは対応していませんが
住信SBIネット銀行では全国に実店舗の窓口を設置しており、店舗スタッフと対面で
住宅ローンに関する相談をすることができます。

 

「ネット銀行の金利の低さは魅力だけど、相手の顔が見えないから不安」という方には
嬉しいサービスです。特に、住信SBIネット銀行は「低金利・充実保障・手数料なし」
という3つの大きな強みがあるので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

 

>SBIマネープラザの3つの強みとは?

 

トップへ戻る